迷惑メールについて
主文
当社は、迷惑メールが正常なインターネット利用の妨げとなっている実情を鑑み、「迷惑メール対策ポリシー」を定め積極的対策を行ないます。
スローガン
当社は、迷惑メールを社会的問題と認識し、積極的対策を行なっていきます。
迷惑メール対策ポリシー
- ・迷惑メールの定義
- 当社は、「受信者の意思に反して送受信されるメール全般」を「迷惑メール」と定義し、迷惑メールを最大限減少させることに積極的に取り組みます。
- ・受信者の保護
- 当社は迷惑メール対策において、シナプスの利用者である/なしを問わず、メール受信者の保護を最優先とします。
- ・法的措置
- 当社は、シナプスの利用者である/なしを問わず、悪質な迷惑メール発信者に対しては、シナプス利用規約及び各種法令に準じて、厳格な対応を行います。
- ・機能や手法の提供
- 当社は、迷惑メール対策についての機能や手法の提供に最大限の努力をします。
- ・法律の遵守
- 当社は、迷惑メールへの対応に取り組む際、電気通信事業法に基づく通信の秘密の保護、検閲の禁止、および電気通信役務の提供における利用の公平に関する各規定を順守します。
- ・関係機関との連携・協調
- 当社は、迷惑メールへの対策や技術情報の交換を目的に、他の事業者や行政機関とも積極的に協調を行ないます。
- ・対策に関する情報の提供
- 当社は、迷惑メール対策に関する有用な情報を積極的に公開し、インターネット利用者への啓蒙を行います。
SYNAPSE迷惑メール対策の概要
- 迷惑メール発信制限
- 特定の認知経路上で大量に迷惑メールを発信しているインターネット利用者を特定、一定の基準の下にメールシステムの利用制限を行います。
- 迷惑メール着信制限
- 全メールアドレスを対象に、迷惑メールの送信元としての疑いがあるネットワークからの着信を制限します。
※本対策の実施により、インターネットからシナプスに着信する迷惑メール数を約50%に制限できる見通しです。
※メールの送信には影響ありません。
※メールの遅延や不達が発生した場合、シナプスサポートセンターまでお問い合わせください。 - 迷惑メールフィルター
- メール本文の内容を解析することで、90%以上の精度で迷惑メールを検知します。
検知された迷惑メールの件名(subject)などに目印をつける事が可能なため、ご利用のメールソフトで迷惑メールだけを簡単に分別処理(振り分け)することが可能になります。
※その他「メールヘッダでの振り分け」や「サーバーでの削除」処理を選択することが可能です。
- 大量メール送信制限
- 当社メールサーバを経由するメール送信については一定の基準通数以上の送信制限を設けます。
- 一般メールサーバ
- シナプス接続の場合、送信制限はありません
- シナプス接続以外の場合、1時間あたり1,000通までの送信制限があります
- オフィスパック・プラス/ホスティング・プラスサーバ
- シナプス接続の場合、 POP before SMTP(25/tcp)は1時間あたり500通までの送信制限があります
- シナプス接続以外の場合、 POP before SMTP(25/tcp)は1時間あたり500通までの送信制限があります
- オフィスパック/ホスティングサーバ
- シナプス接続の場合、送信制限はありません
- シナプス接続以外の場合、1時間あたり1,000通までの送信制限があります
- OP25B(Outbound Port 25 Blocking)
- シナプスネットワークから外部ネットワークへのSMTP(25/tcp)の通信を遮断することにより、 迷惑メールの送信を抑制しています。対象は動的IPアドレスだけであり、固定IPアドレスに関しては制限をかけていません。
- メール送信ドメイン認証
- シナプスの一般メールドメイン(poXX.synapse.ne.jp)および、オフィスパック・プラス/ホスティング・プラスでお預かりしているメールドメインに下記3つの設定を行います。これらは、メール送信時のメールドメインの正当性を検証し、正常にメールを送り届けるためのものです。
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- SPF(Sender Policy Framework)
- ドメインの所有者がそのドメインから送信されることが許可されているメールサーバーを定義するための方法です。これは、ドメインのDNSレコードに特定のルールを設定することで実現されます。受信メールサーバーは、SPFレコードを参照して、メールが正規のサーバーから送信されたものかどうかを確認します。これにより、なりすましやフィッシングのような不正なメール送信を防ぐことができます。
- DKIM(DomainKeys Identified Mail)
- メールにデジタル署名を付加することで、メッセージの真正性と完全性を保証するための仕組みです。送信者のドメインは、メールヘッダーに特別な署名を追加し、受信側はその署名を送信者ドメインの公開鍵(DNSレコードとして公開されます)を使って検証します。これにより、メールが改ざんされていないこと、また正しいドメインから送信されたことを確認できます。
- DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance)
- ドメインの所有者はDMARCポリシーを通じて、SPFやDKIMのチェックをパスしなかったメールに対してどのような処理を行うべきか(例えば、隔離や拒否)を指定できます。また、受信メールサーバーからのフィードバックを通じて、自分のドメイン名を使用したメール活動についての情報を受け取ることができます。