シナプススタッフリレーコラム『電脳随想』

月曜日, 6月 5th, 2017 投稿者:電脳随想

『実現した未来』

サポートセンター課 比良美和子

小さい頃に見た映画、バックトゥザフューチャーシリーズ。

大人しくてちょっと頼りない主人公マーティと、研究熱心で快活な白髪の博士ドクの二人がデロリアンという車に乗って過去や未来を行き来する物語はワクワクとハラハラの連続で、夢中になって見ていました。

このシリーズの第二作目の映画は1985年の世界から30年後=2015年に二人がやってくる所から話が始まるのですが、冒頭に博士のドクは腕時計らしきものを見ながらマーティにこう言うのです「あと五秒でどしゃ降りが止む」と。

当時学生だった私は、いくら未来の話とは言え雨が止む時間が解るなんて魔法みたいで非現実的な話だなと感じていました。
しかしながら、学生の時に魔法みたいで非現実的と思っていたことは、月日を経て気象サービスで実現しているのではと思いまして。

インターネットやテレビのデータ放送で、雨が降っている範囲の移動推移をリアルタイムで見られる気象レーダーのサービス、

スマートフォンの天気のアプリで、雨が降りそうになると自動的に通知してくるサービスなど。

映画の様に正確な時間を当てることはむつかしい様子ですが、24時間雨の様子を調べることは可能ですし、雨降りの指標としてもかなりの精度。

映画の中の夢物語だろうと思っていた事が時間をかけて実現していっている事を思うと、今後も実現化する何かしらがあるのではと期待せずにいられません。

なおバックトゥザフューチャーの第二作目は、アメリカ本国では野球チームカブスの優勝を予言したとか、トランプ大統領の当選を当てたなどとも言われて注目を集め、映画公開から時を経ても観客を楽しませているようです。

 


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