シナプススタッフリレーコラム『電脳随想』

土曜日, 9月 5th, 2020 投稿者:電脳随想

『2020年のアメリカ』

サポートセンター課 磯脇竜大

11月にアメリカ大統領選挙が実施されます。
トランプとバイデンの激しい争いが予想されますが、情勢を聞くなかで、例えば、銃を所持することへの意識だったり、人種の問題といった背景には、アメリカ独自の歴史や文化が影響していると感じました。

国をあげて盛り上がるスポーツにしてそう言えます。
そんな中においても、日本から活躍の場を移した選手のニュースが日々伝わってきます。
プロ野球で言えば、今年も新たに秋山選手、筒香選手らが参戦しています。

カースポーツにも人気があるようですが、最近の話題で、8月末に開催されたインディ500で佐藤選手が優勝しました。
2017年に続くもので、2度も制することは大変な偉業です。

インディ500は、インディアナ州のコースにおいて5月に開催される自動車レースで、1911年以来の長い歴史があります。
1周約4キロのシンプルな楕円状のコースを200周する、すなわち500マイルの競技です。
予選、決勝に先立ち、5月初めから関連イベントからとり行われ、盛り上がりは1か月にわたります。
2020年は延期のうえで実施されました。
最終日曜の決勝だけでも観客は30万人にのぼり、その賞金総額は15億円希望だそうです。
ルールの面では、各車の性能には大きな違いが出ない取り決めがあり、それだけに、運転手の技術の見せ所が大きいと言えそうです。

佐藤選手は、インディカーシリーズに2010年から参戦していて、現在はレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの所属です。
43歳という年齢は、ベテランにあたります。

アメリカでの盛り上がりに比べるとなじみは薄く、佐藤選手の優勝を通してはじめて、歴史や規模には触れたわけですが、これからの自動車産業の盛衰に結びつく部分もあるように思いました。


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