シナプススタッフリレーコラム『電脳随想』

日曜日, 1月 27th, 2019 投稿者:電脳随想

『空の上の航空教室』
コミュニケーションデザイン課 蔵屋武志

こんにちは、実に9年ぶり人生累計3回目となる沖永良部島の地からこの記事を書いています(もちろんお仕事です)。

沖永良部島をはじめとする離島への移動手段は船または旅客機の利用が大多数と思います。
とりわけ大小様々の離島を抱える鹿児島県に於いて欠かせないのは、日本エアコミューター(以下JAC)の存在ではないでしょうか。
鹿児島空港と南西諸島の各空港を結ぶ路線が中心ですが運行路線図を見ると鹿児島-福岡、伊丹-屋久島など鹿児島県外を結ぶ路線も結構あったりします、ちょっと意外ですよね。(参考:JAC運行路線図

さて、今回もJACの機体に乗って沖永良部島を訪れたわけですが、搭乗時機内のシートポケットに設置されている機内誌JACNOW「ゆいタイム」を読むのが楽しみだったりします。内容は機体の解説やスタッフコラム、おすすめイベント・グッズの紹介などが中心です。
日本各地を飛び回っているJALの機内誌が冊子なのに対して、JACNOW「ゆいタイム」は巻四つ折り、合計8ページの小さなリーフレットでコンパクト。ただそのサイズと就航路線の関係上、取り扱っている情報は身近なものが多くなっておりつい端から端まで読んでしまいます。

その中でも個人的に一番好きなコーナーは「空の上の航空教室
JACのマスコットキャラクターであるルリー(県鳥であるルリカケスがモデル)と整備の翼さんが、飛行機の仕組みや歴史などを紹介していくコーナーです。

航空機に詳しい人(ガチ勢の方)なら常識ともいえる事だけど、一般人にとっては気にしたことはあっても多分調べずに終わってしまう可能性が高い内容をマンガ形式で紹介していっているのでサクサクっと読めてしまうのです。あとは単純に絵柄が結構好きというのもあります。(ちなみに漫画の絵はVol.1によると整備の方が書いているみたいです。)

最近衝撃だった話は、最新話Vol.8の中で出てきた船の帆に関連する以下のコマ

マジかよ…。私もルリーと同じく帆で受けた風によって押されて進んでいるものとばかり思っていましたが実際はそうではなく、飛行機が空を飛ぶために必要な揚力を発生させて進んでいるのと同様に船も帆を使って揚力を発生させて進んでいたんですね。3X歳にして初めて知りました…。。その他にはJACが小型機で運用している理由とかもありナルホドとつい思ってしまいます。

法律改正に伴い、機内でも電波を発しない状態であれば電子機器の利用はOKになったため、時間つぶしはスマホやタブレットでという方も多くなっていると思いますが、時にはこういうものに触れてみてはいかがでしょうか?ちなみにJACの公式ページではバックナンバーも公開されていますのでJACを使う機会がない、またはご無沙汰してしまっているという方も読むことができますので興味がございましたらご一読あれ。上記の揚力の解説もありますよ!


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