シナプススタッフリレーコラム『電脳随想』

月曜日, 8月 15th, 2016 投稿者:電脳随想

「15日間だけのラジオ体操」
シナプス・スタッフ 田中 知明

夏休みの恒例行事と言えば、何を思い浮かべます?
「あーたらしい朝が来た きーぼーうの朝だー」と、
ラジオ体操の歌を真っ先に思い浮かべるのは私だけでしょうか?

radio

「今日は何するのー?どこ行くねー?」と、
悪こっぼの友達と毎日の遊び予定を話し合っていた印象があります。
ラジオ体操出席カードにすべて出席のハンコが押してあると、最終日に皆勤賞の何かをもらえるのも大きな楽しみでした。

そんな今年も7月21日から始まった鹿児島市内の夏休み。
西谷山小校区に住んでいる私は、出社前のスイミングのため自宅を出るのが朝6時20分。
○○○福祉館、スーパーDの駐車場や○○公園などを通ってJR慈眼寺駅まで通っています。
その道すがら、子どもたちがラジオ体操に集まり、体操したり、自宅に帰る姿を見かけては、
昔を懐かしみながら、ラジオ体操の歌を口ずさんでいたものでした。

ところがです。8月に入ると子供たちがラジオ体操に集まる姿をパッタリと見かけなくなったのです。
娘や息子が小学校に通っていた時は、土日・お盆を除いて毎日ラジオ体操をしていたと記憶していたのですが、どうしたことでしょう?
同じ校区に子どもがいるスタッフのKさんに確認すると、今時のラジオ体操は7月下旬と8月下旬の平日15日間程度になっているそうです。

「夏休み ラジオ体操 今昔」とGoogle先生に教えてもらうと、最近の事情は私たちの頃と大きく異なるようです。少子化、共働き率増加、町内会(子ども会)入会率低下など理由は色々あると思いますが、大人の事情が最優先されているような気がします。昔は子どもだけでラジオ体操していたものですが、子どもたちの安全を優先するため大人が必ず立ち会わなかればならないようになってしまったことが15日間だけのラジオ体操になっているのかもしれません。

15日間だけと42日間のラジオ体操、現代っ子はどちらを望んでいるでしょう?


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