シナプススタッフリレーコラム『電脳随想』

土曜日, 5月 16th, 2020 投稿者:電脳随想

【タイトル】
貴方のお名前は?

【所属部署名及び投稿者名】
サポートセンター課松元理保

最近プライベートや仕事で、携帯電話利用の弊害かなと感じることが増えてきました。
それは名前を名乗らないこと。
今回はそんな中での体験談をお話させていただきます。

まずは電話から。
遠方に住んでいる弟は、家族の誕生日に電話で誕生日を祝う連絡をくれます。
普段はそれぞれの携帯電話宛てに連絡をくれるのですが、高齢の祖母は携帯電話は持っておらず家の電話のみ利用しています。
そんな祖母の家に電話を掛けた弟と祖母の会話がこちら

弟 「もしもし?」
祖母「………」
弟 「もしもし、ばあちゃん?」
祖母「………」
弟 「もしもし?」
祖母「………」ガチャ

会話は成立することなく、電話は切れてしまいました。
そんな弟から無言のまま電話を切られたとこちらに連絡がきましたが、祖母は知らない男性から電話が掛かってきたと大変怖がっていました。
元々一緒に住んでいたわけではなく、年に数回会うだけだった祖母。
最近耳が遠くなってきたこともあって、電話越しの声を弟のものだと気づかなかったそうです。

さて、真相は兎も角、この会話が成立しなかった一番の原因、皆様お判りですよね?
弟は祖母に自分の名前を告げなかったのです。
オレオレ詐欺等がTVで騒がれていることもあり祖母も弟なの?とは聞きません。
何とも言えないすれ違いです。

元々実家の固定電話に電話をかけてきていたころは携帯電話への連絡であっても「もしもし?弟だけど」と名前を名乗って居たのですが、母が携帯電話を持ったためか、携帯利用年数のためか、最近はさっぱり名乗りません。
なにせ携帯電話はアドレス帳に登録している相手の名前がしっかり表示されるのですから、名乗る必要性を感じてないわけですね。

次はメールです。
最近はメールを利用する機会はめっきり減り、TwitterやInstagram、LINE等のツールで連絡をやり取りする方が増えています。
文字数が限られていることもあり、短い文章で完結に用件だけを伝える。
そんな文章をよく使っていませんか?

そのためでしょうか、現在携帯電話からのお問合せメールの約8割ほどでお客様にお名前を名乗っていただけず、かつとても完結な本文でお問い合わせをいただく機会が増えております。

例えばこのようなメール

・差出人:携帯のアドレス
・件名 :(空白)
・本文 :インターネットに接続できません。どうすれば良いですか?

残念ながら、携帯のアドレスやフリーメールでお問合せをいただくとシナプスではお客様の特定は困難です。
そのため、このような場合は、一般的なご案内でご回答させていただくのですが、中には携帯電話の着信拒否設定で返信した内容がシナプスにエラーで戻ってきてしまい、全く連絡を取ることができない事もあります。

時候のあいさつも、結びの言葉もいりません。
ですが、シナプスにメールでお問い合わせいただく際は、お客様のお名前と出来ましたら会員情報(ご不明でしたらご住所かお電話番号)を是非ともメールの件名か本文に添えていただくと、返信を行うスタッフはとても助かります。

そんなまさかと思う方も、普段知り合いからの電話を受けるとき、かけるとき、仕事やプライベートでメールを送ることになった時、きちんと名乗っているか思い出してみてください。
例え親しい相手でも、状況やタイミングでは貴方だと分からない事もあるかもしれません。
名前を名乗るという基本的なあいさつを、皆様ぜひ忘れずに行きましょう。


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