シナプススタッフリレーコラム『電脳随想』

土曜日, 3月 7th, 2020 投稿者:電脳随想

「母校訪問ノスタルジー」

【投稿者】
CC部 部長 牧かおり

卒業後に母校に訪れることはもうないだろうと思ってた。

何十年も前に卒業して一度も訪れることはなかった母校に、再び訪れることになろうとは・・・しかも仕事で。

当日は高校生達と一緒にワークショップをするというこれまた一生のうちに一度あるかないかぐらいの貴重な体験。
久々の母校の門をくぐるとなんだか妙なノスタルジー。
楽しかった思い出と大嫌いだった数学と友達の顔を思い出しながら、今も変わらぬ制服に身を包む高校生を眺める。

当日は、県内の企業数社から提出される課題に高校生が解決方法を考え発表するという内容のワークショップ。
シナプスからの課題は「鹿児島の人が笑顔になれるアプリを考えてください」というもの。
ワークショップは各社から出された課題に、生徒は自分が取り組みたい課題を選び、複数名で考えをまとめ発表資料を作るという内容。
与えられた時間は1時間。
1時間で発表資料まで作るなんて、なかなか大変だなと思っていたのは大人の勝手な思い込み。
いざスタートすると、見事な役割分担の中、みんなで一緒に考え発表資料まで作り上げた。

作り上げた資料を、各企業のスタッフにプレゼンをするまでが当日のワークショップ。
各企業のスタッフは、思い思いにプレゼンを聞いて回り感想シートに記入する。
当日は、7グループぐらいのプレゼンを聞いて回ることができたが、どれもなかなかいい感じにまとめられていてプレゼンも堂々たるもの。
みんないきいきしてるし楽しそうで、聞いてるだけでこっちが元気になってくる。
今時の高校生ってこんなにしっかりしてるんだという驚きとエネルギーを分けてもらえたなというのが正直な感想。
そして、こんなワークショップを実施している母校の卒業生であることが誇らしい。
そして何よりも、こんな取り組みをはじめようとしてくださった先生が存在することが素晴らしい。

終わった後は、圧倒的な高校生のパワーに疲労感を感じるお年頃になっている自分が少し残念だったけど、色んな思いと感情が入り混じった、とても素敵な体験ができた母校再訪問となりました。

心清きものは幸いなり。


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