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「県体育館のゆくえ」

【投稿者】
システム開発課　今門克行

みなさんご存知のとおり、現在鹿児島市下荒田４丁目に位置する県体育館（正式名称：鹿児島県総合体育センター体育館）が、新たな場所に移設されます。

移設先としてドルフィンポートが候補にあがったり、中央駅近辺への移設が取りざたされたりと紆余曲折はありましたが、各メディアのニュースなどで報道されているとおり、県庁左側の土地か、谷山地区の農場試験場跡の２候補に絞られているようです。
これまでの経緯もあり、どこに移設されるのか、多くの鹿児島県民が、非常に注目しているように見受けられます。

しかし個人的には、新しい体育館がどこに建つかということよりも、今の体育館の建物がどうなるのか、ということのほうがとても気になっています。

というのも、今住んでいるところが、現体育館の近くでして、その独特な建築物の佇まいに、非常に愛着を感じているのです。
設立が1960年ですので築60年ということになりますが、けっして萎びた感じはなく、レトロモダンという言葉が実にしっくりきます。
また、スポーツの大会があると、県内から小中高生が集まり、何というか古さと若さが同居した、新鮮な雰囲気を醸し出す場所でもあります。
しばらくしたら、長年続いてきたこの光景ともお別れなのか・・と寂しい気持ちになります。

そもそも移設する理由は、現体育館の老朽化や設備の機能面での古さが理由だと聞いています。
ということは、この味のある建物は取り壊されてしまうのでしょうか？
ネットなどでいろいろ調べてみたのですが、これといった情報はないんですよね・・
しばらくは、各メディアで現体育館のこれからについて何らかの情報がないか、注目していたいと思います。

この愛すべき建築物が、何らかの形で再利用されることを願うばかりです。