シナプススタッフリレーコラム『電脳随想』
『おせち料理』
サポートセンター課 松元 理保
今年も残すところ1ヶ月弱。
皆様「おせち」は、どのように計画されていますか?
年の瀬から時間をかけてゆっくり手作りでしょうか。
それとも、コンビニやデパート、ネットショッピング等で購入でしょうか。
我が家は、おせち料理を数品作り、後は普通のパーティ料理というラインナップがお正月の定番です。
そんな我が家で毎年作っているおせち料理は以下の通り。
- 田作
- 紅白なます
- 栗きんとん
- 昆布巻き
- 黒まめ
毎年変わらず作っているものではありますが、この中で1つだけ材料に拘っているのが「黒まめ」で使用する「豆」です。
祖母の代からずっとお取り寄せで購入している「黒豆」は、お店とのお付き合いが50年ほどでしょうか。
この時期しかやり取りをすることはないのですが、商品案内の手紙が届くと今年のおせちの用意をどうするかを家族で話し合うので、もう年の瀬なのかと1年の早さを感じます。
子供の頃はストーブでことこと煮られている黒豆を見守る(?)という、お手伝いとは言えないお手伝いをしていましたが、祖母にかわり一人で黒豆を作るようになり家に届いた品物を見て、あることに気付きました。
ツヤツヤな黒豆を作る材料の1つが「錆びた鉄くぎ(酸化した鉄)」なのですが、私が幼いころは自宅で用意していたと記憶しているそれが黒豆と一緒に送られてきていたのです。
言われてみれば、最近ではとんと見なくなった鉄くぎ。
祖母はどうやって用意していたのだろうと思っていましたが、お店側がしっかりと用意してくれていたのですね。
そんな細やかな気遣いに、ありがたいと思うのと同時に、色々変わっているのだなと改めて時の流れも感じました。