シナプススタッフリレーコラム『電脳随想』

月曜日, 10月 24th, 2016 投稿者:電脳随想

「運動会の思い出」

シナプス事業部 小園 信人

我が家の小学生の運動会に、今年も夜の明けぬ内から場所取りに並んできました。
早朝6時前には行ったのですが、既に100人?200人?が並んでいる状況には絶望しました。
来年は何時から並ぼうか…、なんでこんな朝早くからみんな並んでいるんだろ…と思いながら自分も並んできました。

なんとか場所を取り、運動会が始まりましたが、なんせ800人以上も在学している小学校。
時間が厳しいのか、種目も作業的にドンドン進みます。
(近くには中山小学校という生徒数1,300人を超える所があります。どうなっているのか想像もつきません。)

徒競走も走り出したら、ゴールするかしないかの頃には次の組が走り出します。
油断していると、自分の子供が走り過ぎていく姿を見て気付く事になりかねません。
時間の都合なのか、「もうすぐ一年生」のコーナーもありませんでした。
せわしない運動会だと毎年思います。

私は今の南さつま市にある長屋山という山の麓にある小学校で育ちました。
私が在学した当時で、生徒数70人程度だったように思います。
校庭のトラック部分以外は芝生が生えている緑に囲まれた小さな小学校でした。

生徒数が少ないので、出る種目も多く、それでも足りずに家族リレーや、保護者、
地域のお年寄りまで出場する地域運動会みたいな雰囲気でした。
田舎ですので、互いに顔見知りの方が多く、笑い声の起こるにこやかな運動会でした。

昔の思い出が美化されているだけなのかもしれませんが、眠たい目を擦りつつ
場所取りに並びながら、今昔の運動会を比べ懐かしく思うのでした。

先日、実家に帰ったときに母に聞いた話では、出身校の小さな小学校はいまでも
同じような雰囲気で運動会をしているみたいで少し嬉しく思いました。
生徒数も減り、複式学級になり、そろそろ閉校になりそうとの事でした。

dennno


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