シナプススタッフリレーコラム『電脳随想』

月曜日, 5月 23rd, 2016 投稿者:電脳随想

『バラしてもよく解からないハードの世界』
シナプス事業部DC運用チーム 東 一貴

皆様こんにちは、データセンター運用の東といいます。

今回、データーセンター内に保管されているハードディスクを解体する機会がありましたので、
興味本位でいくつか種類の違うものを並べて見比べてみました。

少し補足になりますが、ハードディスクは小さめのプラスやトルクスのドライバーを使って
簡単にバラすことができますが、元通り組み立てても正常に動かず再利用することはできません。
また、シール1枚、ネジ1本外しただけで使用できなくなることもありますのでご注意ください。
もちろん、今回バラしたものは既に役目を終えているディスクたちになります。
higashi_1

早速、銘板シールに隠れたものを含む数本のネジを外して上面カバーを開けてみます。
銀色の円盤が、実際のデータが磁気に変換され記録されているプラッタというもので、
写真では天井が映り込んでいるだけなのでよく分かりませんが表面はほぼ鏡のような状態です。

特徴的なのは、同じ外寸のハードディスクでも中の円盤の大きさが違うところでしょうか。
3.5インチハードディスクに入っている円盤はすべて3.5インチだと思っていましたが
実際は違うようで、写真右上のハードディスクはプラッタの直径が3.75インチ(約95mm)もありました。
専門用語になりますが、写真に写っているハードディスクの仕様を挙げてみると、
左上:2001年製 3.5inch SCSI 36.7GB 10Krpm (プラッタ6枚)
右上:2007年製 3.5inch SATA 500GB 7.2Krpm (プラッタ3枚)
左下:2010年製 3.5inch SAS 146GB 15Krpm (プラッタ2枚)
右下:2009年製 2.5inch SAS 73.4GB 15Krpm (プラッタ1枚)
となります。円盤の大きさは回転数に反比例しているように見えますが…。

結局はよくわからないのですが、バラしてみると新たな発見があったりして面白いものです。
ただ、作業する際の工具の扱いには要注意です。自分でも何回か「あいたっ」と言ってしまいました。

痛い話で終わるのもあれなので、実家のねこの写真を。ウチの子かわいいですね…。
higashi_2


トラックバック

Leave a comment