映画の魅力4「青春デンデケデケデケ」
こんにちは。サポートセンターのまつもとです。
前回の更新ではある本を紹介しましたが、今回はおすすめ映画作品紹介にもどります。今回おすすめの作品は「青春デンデケデケデケ(1992年公開)」です。
「青春デンデケデケデケ」は1990年に文藝賞、1991年に直木賞を受賞した芦原すなおさんの小説を大林宣彦監督が映画化した作品です。
1960年代の香川県観音寺市を舞台に、ラジオから流れたベンチャーズのサウンドに影響を受けた主人公の少年が高校進学後、同級生とロックバンド「ロッキングホースメン」を結成。(なお、タイトルの「デンデケデケデケ」はベンチャーズの「パイプライン」という曲のフレーズからとったものです。曲名でピンと来ない方も、タイトルを口に出して読んでみるとわかるかもしれません)
楽器を買う為にアルバイトをしたり、練習場所の確保に苦労しながらも、高校三年の文化際での演奏を成功させようと努力するロッキングホースメンの高校生活の様子をあたたかいタッチで描いています。
私は以前からこの映画から感じるあたたかいタッチの理由が気になっていたのですが、記事にするにあたり調べてみたところ、大掛かりな照明を使わず自然光を用いて撮影していたそうです。
また、3台のカメラを同時に使用し、撮り直しをせずに撮影することでリアリティを高める工夫を行っていたと知り納得しました。監督をはじめとするスタッフの方々の努力が完成した作品にも現れていると思います。
なお、ロッキングホースメンの1人は今やハリウッド映画でも活躍する若かりし頃の浅野忠信さん、主人公達に影響を与える担任の先生役として元ザ・タイガースのベーシストだった岸辺一徳さんなど個性的な方々が出演されており、また、音楽も北野武監督作品や宮崎駿監督作品でおなじみの久石譲さんが担当されたものやベンチャーズを始めとする60年代、70年代のロックがふんだんに使用されています。
決して派手な映画ではありませんが観終わったあとには自分自身の高校時代を思い出し、懐かしくも少し切ない、そんな気分になる映画です。
様々な魅力の詰まった作品ですので、ぜひ皆さんも鑑賞してみてください。
こんにちは。
「青春映画」ですかぁ~。
この歳になると青春映画を見ると、ジーンとくる事が多くなりましたねぇ~。
やっぱり歳ですかね♪(笑)♪
一昔前の「80年代の角川アイドル映画」を当時見た時は、なんとなく大人の恋愛映画に見えていたけど、今改めて見ると幼い少女の初恋映画に思えます♪\(*´・∀・`*)ゞ
当時の角川アイドル映画で一番印象に残ったのが薬師丸ひろ子さんでしたねぇ~♪
久しぶりにレンタル屋さんに行って見てみようかな!(^^)!
http://www.youtube.com/watch?v=dFk_xXXuTAo
コメント by 9時から男 2012年2月18日 1:15 PM
9時から男さん
コメントありがとうございます。
そうですね、やはり自分の年齢や立場によって同じ映画でも感じ方が変わってくると思います。
ぜひ、角川映画を久しぶりに観た感想を聞かせてください!!
コメント by まつもと 2012年2月18日 3:20 PM
大好きな映画です。
ロードショーで観ました。でも確か1~2週間で公開が終わったのです。
この頃(尾実としのりが出ていないけど)の大林監督の作品はどれも好きです。
まわりの友人知人たちも「青春デンデケデケデケ」は観ていないひとが多く、
今回紹介されていて、とってもうれしかったです。
今はなきシネシティが閉まるときに、ビデオが1本100円で売っていて、
終わりの頃まで「デンデケ‥」のビデオは残っていて、
私はラッキーと思ったのですが、少しさびしかった覚えがあります。
DVDそしてブルーレイになった現在もビデオは持っています。
それと映画公開時のチラシも!!
ビデオデッキも捨てずにいまだにつないであるので、
久しぶりに観てみようかなと思います。
紹介してくださってありがとうございます(@⌒ー⌒@)ノ
コメント by 菊ちゃん 2012年2月19日 9:05 PM
菊ちゃんさん
コメントありがとうございます。映画館でご覧になられたんですね。私はレンタルショップでたまたま目に入ったのがこの作品との出会いなので、スクリーンで鑑賞されたのがとてもうらやましいです。ぜひ友人の方にもおすすめして、この作品の良さを広めてください。
コメント by まつもと 2012年2月20日 2:42 PM