RAW現像のススメ!
こんにちは、セミナー担当くらやです。
ここ数回程、写真の話から離れていましたが久しぶりに写真の話題に戻ります。…と言っても「○○へ行きました~」という紹介ではなくちょっと技術的な話を一つ。
デジカメで撮影した写真は、既定の設定だと大体がJPEG(ジェイペグ)という形式で保存されていますが、一眼カメラや上位のコンデジにはJPEG以外にもRAW(ロウ・ロー)という形式で保存が出来る機種が多いです。詳しい説明はGoogle先生にお任せするとして、この形式で撮ると後々便利だったりします。実際にやってみたいと思います。
なおRAWのデータはそのままでは見ることができないので特定のソフトを使って処理を行い、誰でも見れる形式(JPEGとか)に書き出しをしてくれるソフトが必要です。この処理を行う行為を現像処理、ソフトを現像ソフトと言われたりします。
写真屋さんでネガフィルムから現像するのと同じ意味でしょうか。
私はNikon D5000を使っているのでNikon純正の現像ソフトView NX 2を使います。
そして今回はこの間お仕事でおじゃました「そら猫」のスタッフ「そら」くんに被写体になっていただきました。その節はお世話になりました。
これはJPEGで保存された画像です。
このままでも悪くはない気はしますがRAWデータから現像の処理をしてみましょう。
View NX 2の画面。画面の右側が現像の項目になります。
私がよくいじるのは露出補正、ホワイトバランス、明るさ、コントラストの4つでしょうか。
露出補正をしてみる
露出だけ変更。ざっくりと5段階で見比べてみました。
実際はもう少し細かく数値を指定できますが、上記の写真だと+0.7が好きかな?
ホワイトバランスをいじってみる
ホワイトバランスだけ変更。
数値の下限4,629~上限8620を1刻みで調整できるので3,991通りの設定ができます。
さらにこれとは別に色味という設定も下限-12~上限12まであるので3,991×24で95,784通りの表現ができるようです。実際問題としてそこまでやる人は居ないと思いますが・・・(^^;)
現像処理結果
上記3つの数値を上げるだけでもこれだけ印象が変わります。ちょっと明るすぎたかなって感じはしますが(^^;
とこんな感じです。デジイチは機能や設定が多岐にわたるため色々な表現ができます。上記で上げた設定はカメラ本体内でも設定をかけることができるのです が、いざその場面になった時に状況に合わせた設定にすぐできるかというとなかなか難しい。そんな時にRAWで撮影しておけば後でその時出来なかった設定 をすることができるので便利です。
なによりも何回設定を変えても、元のRAWデータは劣化せずきれいな写真が書き出せるのが非常にうれしいです。
改めて見ると現像した写真はすこしやりすぎたかな・・・と思ったり。そういう時もRAW現像は役に立ちますよー。
ただしRAWデータはJPEGに比べてデータの量が非常に大きいことと冒頭でも触れているとおりそのままだと画像は開けないことに注意してください。もっとも前者は記憶媒体の容量が大きくなっている事、後者はRAWとJPEGを一緒に書き出せる設定ができる(時もある)のでそこまで心配しなくても良いかもしれません。
なおぶれてしまった写真だけはどんな高機能なソフトを使っても完璧に補正は出来ませんので写真を撮る時は注意してくださいね。実際のところソラくんの写真も拡大するとわずかにぶれていたことに気づいたときは泣けました・・・。
また、一眼特有のボケも現像処理では再現できないのでそこだけは気をつけた方が良いかもしれないですね。
れっつチャレンジ!
こんにちは
「写真の編集」ですかぁ~。
ほんと!(^^)!今の時代、写真は少し失敗しても補正できますよねぇ~。
それだけ写真を使う機会が増えてきたのですよねぇ~。
そして、編集ソフトも豊富になってきましたよね♪
簡単に写真を楽しめる時代が到来しましたね!(^^)!
http://www.youtube.com/watch?v=EfBGSwoEX_s
コメント by 9時から男 2012年6月8日 2:53 PM
9時から男さん
こんにちは、最近雨が続きますね~。
手ブレ以外は補正で何とかなってしまうものですよね。
フィルムカメラの時代に比べて気軽に写真に挑戦はしやすく
なったのかもしれないですね
コメント by くらや 2012年6月8日 3:23 PM